1977-05-26 第80回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第17号
○伊原政府委員 ただいま先生の御指摘ございました原子力委員会の御意見につきましては、実は委員会事務局の立場としての当時の原子力局というものが、事務局としての十分のお手伝いを申し上げない形で内閣の方に意見が出たというふうに承知をいたしておりますので、内閣の方に連絡をいたしまして、私どもとしてもそれを十分承知いたしたいと考えております。
○伊原政府委員 ただいま先生の御指摘ございました原子力委員会の御意見につきましては、実は委員会事務局の立場としての当時の原子力局というものが、事務局としての十分のお手伝いを申し上げない形で内閣の方に意見が出たというふうに承知をいたしておりますので、内閣の方に連絡をいたしまして、私どもとしてもそれを十分承知いたしたいと考えております。
○伊原政府委員 原子力委員会としての御意見であって、事務局としてその御意見の作成に必ずしも十分参画していなかったものであるというふうに承知いたしております。
○伊原政府委員 補足させていただきます。 私の説明が不十分であったかと思いますが、原子力委員の先生方個人のお立場での御意見でございます。
○伊原政府委員 基本線は変わったところはないというふうに御答弁できると思います。
○伊原政府委員 仰せのとおりでございます。
○伊原政府委員 MUFの問題は、保障措置の技術精度を上げるという観点から非常に重要な問題であることは御指摘のとおりでございます。ただインドの場合、私の承知しておりますところでは、保障措置の適用外の燃料を使ってプルトニウムを製造したというふうに承知しておりますので、必ずしもMUFの問題と直につながる問題ではないのではないかと承知いたしております。
○伊原政府委員 私どもが得ております情報に基づきまして検討を加えておりますが、現在のところ、わが国の考え方は、国際放射線防護委員会の勧告に沿って、放射線審議会の議を経てこういうふうな基準を決めるということになっておりまして、現状で直ちにこの基準を改定することは考えておりません。引き続き検討中でございます。 なお、EPAの基準は、いずれも三年ないし六年先に実施する、こういうことになっております。
○伊原政府委員 ただいま先生の御指摘は、いかなる原因でひびが入ったと推定されるか、こういう御質問かと思われますが、それにつきましては、ほかの事象の例からいたしましてもある程度の推定はつき得るかと思いますが、詳細につきましてはさらに専門家の御判断を仰いでおるというのが現状でございます。
○伊原政府委員 去る四月十二日に科学技術庁事務次官が青森に赴きまして、定係港撤去期限の遅延につきまして、地元の御理解、御協力を求めました際に、今回の変更内容につきまして、青森県、むつ市、県漁連に御説明をいたしております。
○伊原政府委員 ひび割れは非常に重要でございまして、これは発展いたしますとやはりパイプ破断なり何なりにつながり得る問題でございますから、これは非常に重要な問題でございます。ただ、ステンレスの内張りが一部削り取られたということとはこれはまた別の問題だと考えております。
○伊原政府委員 安全性の確立というのが何を意味するかということで若干の点から御答弁申し上げたいと思いますが、私どもが申し上げております安全性と申しますのは、原子力施設をつくって運転することによって周辺の公衆に影響を与えない、環境を汚さない、さらには従事者に放射線障害を与えない、そういうことを確立する、それが安全性が確立されたということを意味しておるということでございます。
○伊原政府委員 先生御指摘のとおり、昭和四十九年十月三十一日付をもちまして原子炉等規制法上の原子炉設置許可の変更につきましての許可が行われております。その結果、現在むつには燃料交換設備は設置されておりません。
○伊原政府委員 ちょっと私の説明が不十分であったかと存じますが、法律上の手続とは別に、これは仮定の問題でございますが、当然地元の御了解ということが問題でございます。と申しますのは、四十九年の設置許可の変更も地元の四者協定の精神を尊重して、そういう申請が出てまいったと承知いたしております。
○伊原政府委員 ただいま稼働中十三基の商用原子力発電所のうち、たしか七基が定検中だと承知をいたしておりますが、その異常が発見されたということにつきましては、定期検査のときにいろいろふぐあいのところを発見、修理するというのがその定期検査の目的でもございます。
○伊原政府委員 先ほど定期検査中七基と申し上げましたが、確認の結果九基でございますので、申しわけございませんが、訂正させていただきます。
○伊原政府委員 先生の御指摘ではございますが、この各社の報道ぶりも、しさいに読みますと、それぞれその後の手続が必要であるということが書かれておるわけでございます。
○伊原政府委員 社内の責任体制の明確化、関西電力の美浜の問題につきましてでございますが、同社の中におきます処分といたしましては、十二月十五日付をもって第一次処分が行われておると聞いております。
○伊原政府委員 先生御指摘の点、大変重要な問題を含んでおるかと思いますが、御高承のとおり特に地盤の問題、地耐力の問題などにつきましては、その地域地域の特性などもいろいろございます。そういうことでございますので、現在安全技術専門部会で検討中でございますが、これは詳細設計の段階でこの考え方を生かしてまいりたい、こういうふうに考えておるわけでございます。
○伊原政府委員 原子力発電所の大型化、集中化につきましては、先生御指摘のとおりそういう傾向にだんだんなってまいるわけでございまして、これはわが国に限りませず、諸外国でもそういう傾向にございます。そういうことも踏まえまして、原子力委員会で安全専門審査会の場その他においてこの問題は十分配慮して安全審査をやっておるわけでございます。
○伊原政府委員 これは原子炉等規制法の関係と電気事業法の関係と両方あるかと思いますが、原子炉等規制法上は、いわゆる横文字で恐縮でございますが、原子力施設のトラブル、トラブルと言っておりますものについて、事故、故障の区別を厳密にいたしているわけではございません。ただこの場合、「燃料棒折損事故」という御質問に対して、その「折損事故」ということでお答えを申し上げておる、こういうことでございます。
○伊原政府委員 事故という言葉を使うか故障という言葉を使うかにつきまして、いろいろ問題があるということは先生御指摘のとおりでございますけれども、美浜の問題につきましては実態がどうであったかということで御判断をいただくということかと思います。そういう観点からいたしまして、答弁書にも十分実態がどうであるかということのお答えを申し上げておるということかと存じます。
○伊原政府委員 放射性廃棄物の処理、処分につきましては、非常に放射線のレベルの低い、しかし非常に大量に発生するもの、それから非常にレベルは高いけれども、きわめて少量である、大きく分けて、この二つになるわけでございます。
○伊原政府委員 そのようなことは聞いておりません。
○伊原政府委員 ただいま詳細な資料を持ち合わせておりませんので、後ほど御報告申し上げたいと思います。
○伊原政府委員 お答えいたします。 法二十六条に基づく変更の許可申請が出ております。それに、さらに先生御指摘の届け出も受理をいたしております。この変更の申請に基づきまして、新しい炉心につきましての安全性の検討もいたしております。 なお、変更の理由といたしましては、「取り替え燃料のうち第四領域燃料に濃縮度の異なる燃料体を追加するため」、こういうふうになっております。
○伊原政府委員 遮蔽改修工事の内容が、現在受けております許可の範囲の中であるか外であるか、これは申請を具体的に受けてみなければわからないわけでございますが、もし、これが現在の許可の範囲の外であるといたしますと、そのときに許可の変更につきましての審査が必要でございまして、そのときには、造船事業者につきましてもその技術的能力について検討をするということになっております。
○伊原政府委員 先生の御質問の趣旨をあるいは的確に把握しておらないかもしれませんが、設計につきましての審査という段階と実際の工事という段階とではこれは別でございまして、工事の段階になりますと、これは原子力規制法におきましても、許可の次の段階といたしまして、設計及び工事の方法の認可という段階になるわけでございます。
○伊原政府委員 先ほどの説明の補足も兼ねてお答えさせていただきますが、安全審査を終わりました段階で詳細な設計と工事の方法の認可の段階になるわけでございますが、これは現在の原子炉等規制法では、原子力船につきましてはこれが適用除外になっておりまして、船舶安全法の体系の中でその安全性がチェックされるわけでございます。
○伊原政府委員 お答え申し上げます。 ただいまの安全審査の問題でございますが、現在の原子炉等規制法のたてまえと申しますか、制度といたしまして、原子力施設の設置の許可をいたしますときに、その施設が災害防止上支障がないかどうかということが、許可をするときの基準の一つになっております。
○伊原政府委員 そのように考えております。
○伊原政府委員 お答え申し上げます。 定係港の撤去につきましては、先生御指摘のように四者協定をもちまして「入港後二年六ケ月以内に定係港の撤去を完了することを目途」とするとなっております。
○伊原政府委員 お答え申し上げます。 原子炉等規制法によります許可の取り消しあるいは運転の停止、これは一定の要件に該当する場合にのみ適用されるという法律のたてまえになっております。
○伊原政府委員 原子力安全委員会の性格でございますが、まず、なぜこの原子力安全委員会を法改正をいたしまして設置するかという点でございます。
○伊原政府委員 ただいま先生御指摘のとおり、行政省庁におきましても技術的な独自の判断力があるべきである、これはまさに御指摘のとおりでございまして、私どもといたしましても従来ともその能力の涵養には努めてまいったわけでございます。
○伊原政府委員 ただいま先生の御指摘の問題につきましては、私ども並びに通産省に対しましても、福井県の社会党の関係の方々から御連絡がございました。私どもといたしましては、原子力発電所の実態を十分御承知いただくということは必要なことだと思っております。